おおいた障がい者芸術文化支援センターでは、10/27~11/7に大分県立美術館で企画展「生きるチカラ」を開催します。大分県内の障がいのあるアーティストや鹿児島の福祉施設「しょうぶ学園」のアート作品を展示。会期中はトークイベントや映画上映なども開催予定です。皆様のお越しをお待ちしています。
おおいた障がい者芸術文化支援センター企画展 vol.3 生きるチカラ
会 期:2021.10.27(水)~ 11.7(日)10:00~19:00
会 場:大分県立美術館1階 展示室A
※金曜日・土曜日は20:00まで
※最終日は17:00まで( 入場は閉館の30分前まで)
観覧料無料
主 催: おおいた障がい者芸術文化支援センター[(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団]
協 力 :社会福祉法人太陽会
後 援 :大分県教育委員会、社会福祉法人大分県社会福祉協議会、大分県障害者社会参加推進協議会、大分合同新聞社、NHK大分放送局、OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、FM大分、J:COM大分ケーブルテレコム
この展覧会は、大分県から(公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団が委託を受け、企画・運営しています。
企画展テーマ「生きるチカラ」
アーティストは今を生きています。そこから生み出される作品もまた生命力に溢れています。明日に希望を与えてくれる不思議なエネルギーを秘めた世界。何でも自由に思い切り「創る」、「楽しむ」。それがアートの力です。
◆「しょうぶ学園」展
「与えられる」側から「与える」側になることを目標に、木工、陶芸、染め、織り、刺繍、和紙などのクラフト活動をスタートした「工房しょうぶ」は、形や色が整った世間に通用する商品を制作するために奮闘していました。難しいことをクリアするために何回も何回も頑張る日々の中、工房の隅に転がっている穴が開くまで掘られた器や、これ以上刺せないという程硬くなった布と糸の塊が無視できない美を問いかけ始め、その迷いは前へと進み約10年という時間をかけて「自由であり続けられる表現」を目す現在の工房しょうぶのスタイルを確立させました。他者から影響を受けなくなった手しごとは、環境に逆らわず自然に決定していく「即興」に近い表現を生み出し、その瞬間瞬間は長い時間をかけて継続され、繋がれて造形物が生まれました。素朴な「即興」が「継続」して生まれた「工房しょうぶ」の形をその歴史と共に感じて頂けると幸いです。
「無題」大島智美@2016 SHOBU STYLE
しょうぶ学園(鹿児島市)
1973年開設。桜並木をくぐり抜けると、48年の歴史とともに大きく成長したセンダンやケヤキ、ヒマラヤ杉が芝の上に影を落とし、樹齢250年にもなるタブの大木が大きく手を広げ人々を見守っています。木々に囲まれ、風や光や水が巡る心地よい暮らしをデザインし、その人がその人らしく、ありのままの姿でいられるように、「創ること」を通して幸福に生きるための本質を大切にしています。
アーティスト:nui project(刺繍)、岩元 哲文(刺繍)、大島 智美(刺繍)、翁長 ノブ子(絵画)、記 富久(木彫)、泰良 茂雄(絵画)、高田 幸恵(刺繍)、濱田 幹雄(絵画)、南 裕貴(陶芸)、村田 夏子(絵画)、森 節子(陶芸)、吉本 篤史(刺繍)
◆Hello,Tomorrow〜あしたのアート
大分県内在住の障がいのある人のアート作品を紹介します。3回目の開催となる今回「Hello,Tomorrow〜あしたのアート」と題し、絵画や造形、詩、ファッションなど様々なジャンルの表現を通じて、今日から明日へと希望をもって一歩を踏み出す力を与えてくれる作品を展示します。
「はばたく」古城貴博
*大分の若きアーティストたち
魅力的な作品を日々生み出している、10~20代のアーティストを紹介します。
アーティスト:大倉 薫、古城 貴博、渡辺 璃空
*今を生きる詩人のまなざし
言葉を綴ることで想いを表現する、4人のアーティストの詩や映像作品を紹介します。たくさんの言葉に触れる展示空間です。
アーティスト:芦刈 昌信、板井 景助、河野 龍児、豆塚 エリ
*アーティストと子どもたちの出会い
甲斐 瞳 × すくすく・いきいき村 緑が丘こども園
鮮やかな色彩と線画を得意とするアーティストと、感性溢れる子どもたちによるコラボレーション作品を展示します。
*誰もが楽しめる装い「ユニバーサルファッション」
服は着る薬(鶴丸礼子アトリエ)
独自の製図法で身体にフィットする洋服をつくり、多くの障がいのある人に「着る喜び」を届ける服飾デザイナーの仕事を紹介します。
*障がいのある人の表現 × 〇〇〇で社会と繋がる
障がいのある人の表現が、民間企業・団体や行政機関の取り組みによって、私たちの日常の様々な場面に登場しています。大分のアーティストの作品の活用事例を紹介します。
【企業・団体】大分銀行、大分県建設業協会、Oita Made、久原本家グループ本社、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)、JR九州大分支社、明治安田生命大分支社、モンベル など
【行政】大分県、大分国際車いすマラソン事務局、大分県障がい児協会、大分市消防局 など
◆会期中のイベント
参加料・観賞料 無料
感染拡大の状況により、イベントを中止する場合もあります。
しょうぶ学園 福森 伸 (統括施設長) トーク 「ありのままがあるところ」
日時:10月27日(水)10:45開場 11:00開始(50分程度)
会場:展示室A イベントコーナー
定員:20名 (要事前申し込み)
申し込み方法:氏名とご連絡先をおおいた障がい者芸術文化支援センターへTELまたは申込みフォームから送信
申込みフォーム:定員に達したため締め切りました(10月20日)
締切:10月20日(水)
しょうぶ学園ドキュメンタリー映画上映会 「幸福は日々の中に。」
日時:10月27日(水)、30日(土)、 11月6日(土) 14:15開場 14:30開始
会場:展示室A イベントコーナー
定員:各回20名 (当日先着順)
監督:ヴェルナー・ペンツェル、茂木綾子
製作:silent voice
上映時間:73分
ユニバーサルファッション公開制作
採寸・パターン制作・縫製・仕上がりまで、1着の服ができあがる工程をご紹介します。
日時:10月31日(日)13:00~(3時間程度)
会場:展示室A イベントコーナー
制作:鶴丸礼子
ユニバーサルファッションショー
大分の出展者たちがモデルになり、自分の作品をモチーフに仕立てた衣装などを発表します。
日時:11月3日(水・祝) 13:15開場 13:30開演(1時間程度)
会場:1階 アトリウム
椅子席:20名 (当日先着順)
進行・衣装制作:鶴丸礼子
オープニング演奏:アンサンブル太陽
ギャラリートーク・公開制作
本展を鑑賞しながら作品の見どころのご紹介や公開制作を見学します。また、遠隔操作ロボット「アバター」を使った、作家による作品紹介も予定しています。
日時:10月27日(水)、30日(土)、31日(日)、11月7日(日) 13:30~(45分程度)
集合場所:展示室A 入口
案内:出展作家、おおいた障がい者芸術文化支援センター職員
申し込み方法:当日13:15より会場入口にて受付(先着10名/開始5分前に再集合)
ダンスパフォーマンス
おおいた障がい者芸術文化支援センター企画のダンスワークショップで集ったメンバーによるオリジナルダンスのパフォーマンス公演です。
日時:11月6日(土)13:30~(30分程度)
会場:展示室Aイベントコーナー
パフォーマンス隊長:北村成美(ダンサー・振付家)
映像ループ上映
イベントが無い時間帯は、しょうぶ学園の紹介動画や、大分県内の作家の紹介動画などを上映します。
会場:展示室A イベントコーナー
◆同時期開催
第40回記念大分国際車いすマラソン展 (仮称)
会期:10月27日(水)~11月7日(日) 10:00~19:00(最終日のみ~17:00迄)
会場:大分県立美術館 1階アトリウム
主催:大分県
企画:BEPPU PROJECT
入場無料
★チラシは本ページ下部からダウンロードできます。
この展覧会は、大分県立美術館による新型コロナウイルスの感染予防及び拡散防止対策を講じたうえで実施いたします。