今回のgallery MAPOは、色彩をテーマにした2人展です。
ペンなどを使った鮮やかな色づかいが画面いっぱいに広がる古城貴博さんと、花や果物、野菜、生き物などを色彩豊かに描く松井瑛美さん。
画材をのびのびと使い、日々描きためられた絵からは、その日その日の作者の心のありようが浮かびあがってくるかのようです。
ぜひ、ご鑑賞をお楽しみください。
2人展「ひろがる色彩、わたしの心もよう」
出展作家:古城貴博、松井瑛美
展示期間:令和4年12月27日(火)~令和5年2月28日(火)
古城 貴博 こじょう たかひろ
1995年生まれ 国東市在住
「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」の市町村レガシー事業「国東市障がい者芸術文化参画推進事業」の美術ワークショップに参加してから、日常的に制作するようになる。
画用紙の端から中心に向けて、一本ずつペンを変えながら、隙間なく色を埋めていく。制作時間は長くても1日20分まで。日々の行為の積み重ねによって、極彩色の抽象画が何枚も生まれている。
ここ最近では、「SHIFT Challenged Art 公募展」入選(2021年)、「徳島県障がい者芸術・文化活動支援センター 第2回全国公募 Tシャツデザイン展」(2022年)入選、「第5回 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」(2022年)入賞 など、県外でも作品が評価されている。
松井 瑛美 まつい えみ
1992年生まれ 別府市在住
2008年(16歳)より、知人の紹介にて「たなか絵画教室」に通い始める。 これまでに描きあげた絵画は、スケッチブック等600枚以上になる。花、果物、野菜、生き物等をモチーフに、伸び伸びと色彩豊かに描いていく。
2022年、「第4回 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展」入賞 (東京、横浜、大阪巡回展示)。これを機に個展等、発表の場も増えている。
gallery MAPOについて
つくりたいから、つくる。描きたいものを、描く。
『gallery MAPO』は、自らの思いを自由に表現した作品を紹介するコーナーです。
こうした表現は「アールブリュット(生の芸術)」や「アウトサイダーアート」などと呼ばれています。
「MAPO」とは「magic pocket」……「魔法のポケット」という意味を込めました。
小さなポケットから魔法のように生み出される不思議な作品たちをイメージしています。
大分県内で活躍するアーティストの「生」の表現を、ゆっくりとお楽しみください。