「伝えたいもの」原野彰子
原野さんは別府市を拠点に活動する絵手紙作家で、絵手紙教室の講師もされています。活動範囲は県内の北から南まで、呼ばれればどこへでも!自家用車に車椅子を載せて元気にかけつけてくれます。
「へたでいい、へたがいいい」、「手紙を送る相手を想像しながら描いてみよう」と、優しい声掛けで、子どもから大人まで沢山の人々に絵手紙の楽しさを伝えています。
そんな原野さんのあたたかい眼差しによって描かれた、四季折々の風物や催し物、動物たち。大胆なレイアウトやユニークな視点をお楽しみください。
「今月の1番~7月~」原野彰子
出展作家:原野彰子(はらのあきこ)
展示期間:令和5年11月2日(木)~12月24日(日)
原野 彰子 はらの あきこ
1968年中津市生まれ。別府市在住。1990年に農協共済別府リハビリテーションセンターに入所し、翌年春に運転免許を取得する。1998年29才の夏に絵手紙に出会い、翌年にNHK大分のカルチャーセンターで開催された絵手紙の創始者・小池邦夫氏の特別講座に参加した。
小池氏の講話にエネルギーを感じ「私もいつか個展が開きたい」と相談すると、「毎日描けばあなたの人生の記録になる」とアドバイスを受けた。1日1枚東京在住の小池氏へ絵手紙を送る1年を続け、2001年に32才で初個展『小池先生へ送った365日の絵手紙展』を逓信記念日の4月20日に大分中央郵便局で開催した。
現在はピアカウンセリングと絵手紙講師、両方の仕事を大分県内各地で続けている。絵手紙教室は学校、福祉施設、公共施設など、呼ばれればどこへでも駆けつける。今まで担当した教室は、宇佐市、国東市、別府市、大分市、臼杵市、佐伯市の計16か所。長いものは2002年スタートなど20年以上にわたって継続している教室もある。
gallery MAPOについて
つくりたいから、つくる。描きたいものを、描く。
『gallery MAPO』は、自らの思いを自由に表現した作品を紹介するコーナーです。
こうした表現は「アールブリュット(生の芸術)」や「アウトサイダーアート」などと呼ばれています。
「MAPO」とは「magic pocket」……「魔法のポケット」という意味を込めました。
小さなポケットから魔法のように生み出される不思議な作品たちをイメージしています。
大分県内で活躍するアーティストの「生」の表現を、ゆっくりとお楽しみください。