キャンバスから溢れ出しそうな色彩と、対象を射抜くような力強い視線。
安部侑朔さんが描くのは、絶滅危惧種の動物たちです。鮮やかな色彩と力強い筆致には、命へのまなざしと深い慈しみが込められています。
幼い頃から生き物に強い関心を持ち、動物の絵を描くようになった安部さんは、中学生のときに生み出したオリジナルキャラクター「ファイター」を描くことも大切にしています。
「ファイター」と自身の日常を記した「ファイター日誌」とともにお楽しみください。

安部侑朔《白梟》

安部侑朔《ガラパゴスゾウガメ》
出展作家紹介:安部侑朔(あべ ゆうさく)

1999年生まれ 大分市在住
「元気のでるアート!」所属
5歳から動物の絵を描き始め、10歳の時に理科のプリントの裏に描いたモノクロの絵が認められ、グループ展に参加するようになります。
13歳の時に出会った、草間彌生氏の作品に強い影響を受けて以降、アクリル絵の具でカラフルな絵を描くようになりました。
現在、安部さんは就労支援事業所が運営するカフェで店員として働きながら、カフェの一室で絵筆を走らせています。

gallery MAPOについて
つくりたいから、つくる。描きたいものを、描く。
『gallery MAPO』は、自らの思いを自由に表現した作品を紹介する、大分県立美術館2階にあるコーナーです。
こうした表現は「アールブリュット(生の芸術)」や「アウトサイダーアート」などと呼ばれています。
「MAPO」とは「magic pocket」……「魔法のポケット」という意味を込めました。
小さなポケットから魔法のように生み出される不思議な作品たちをイメージしています。
大分県内で活躍するアーティストの「生」の表現を、ゆっくりとお楽しみください。