今回のgallery MAPOは、日出町在住の中島眞一さんの作品をご紹介します。
中学時代から切り絵を始め、今では仕事終わりや休日の時間を使い、日々制作を続けています。題材は、大分の風景や親しい人のスナップショット、動物など様々で、これまでに完成させた絵は累計300枚以上。
大胆かつ精密に切り取られた陰影のコントラストや、鮮やかな色の組み合わせからは、写真やスケッチ画とは違った、生き生きとしたエネルギーが感じられます。
出展作家:中島眞一
展示期間:令和5年3月2日(木)~4月30日(日)
中島 眞一 なかしま しんいち
1970年生まれ 日出町在住
中学時代から続けている切り絵は、口で切りやすいように工夫して自作したアートナイフを使う。切り絵の魅力は「陰影がはっきりしているところかなぁ」。時間はかかるが「細かければ細かいほど、めんどくさければめんどくさいほど楽しい」。仕事が終わった後の時間に、こつこつ制作を続けている。人物の表情の豊かさや動物の可愛らしさ、雄大な景色が、陰影によって生き生きと表現されている。切り絵の細かく難しいところにこそ面白さや楽しさが溢れていると考え、一本一本の線に気持ちを込めて切り上げる。ホンダ太陽株式会社 勤務。
gallery MAPOについて
つくりたいから、つくる。描きたいものを、描く。
『gallery MAPO』は、自らの思いを自由に表現した作品を紹介するコーナーです。
こうした表現は「アールブリュット(生の芸術)」や「アウトサイダーアート」などと呼ばれています。
「MAPO」とは「magic pocket」……「魔法のポケット」という意味を込めました。
小さなポケットから魔法のように生み出される不思議な作品たちをイメージしています。
大分県内で活躍するアーティストの「生」の表現を、ゆっくりとお楽しみください。